寂しくねぇ…とか言ってたけど、結局俺も寂しかったらしい。
土曜も日曜もずっと想乃んちに入り浸ってて、月曜日は想乃んちから学校行った。
近いから、こっちのが良いんだけど。
「想乃とカケルン!仲良く登校してる〜♪」
「お前ら、ケンカ中とか言って仲良いじゃんか」
「チビがどうしても仲直りしたいってせがむから、仕方なくな」
「なんで、そうゆうこと言うの〜!!」
「うっせー、口塞ぐぞ」
翼早と慧を前にして、真っ赤にして唇手で隠してる想乃が可愛くて。
前髪上げて額にキス。
想乃が最高に可愛い。
「朝からイチャるなバカップル」
「なんか莉子に会いたくなって来た〜!お先にー♪」
「…っ…駆琉のバ、バカ……」
「なに?もっかいしてやろっか?」
首を横に振って俺の後ろに隠れた。
誕生日に思いっきりビビらせてやるから。
それまで俺が隠し事してること、許してな?

