ぶっちゃけ俺はサプライズとか、そうゆう類いのモノって苦手。
サプライズ考えるヤツって、マジですげーと思う。
何すっかなぁ〜………。
「つーことで、何したら良い?」
「ねぇ、待ってカケルン!そのためだけに招集かけたの!?」
「悪りぃかよ」
「うっわ……すげー溺愛ぶり」
夜中、慧んちの離れにいつものメンバーが集まった。
…いや、俺が集めた。
そん中には、麻歌と莉子も呼んだ。
「駆琉さんって、ほんとに想乃さん溺愛ですね。なんだか憎らしい!」
「おい、咏斗。ぶっ倒されたいか」
「まあまあ!それなら少しだけ僕も咏斗の気持ち分かるよ♪」
「二人まとめて潰してぇ……」
「ははっ!恋敵多いねぇ〜」
この状況楽しんでる翼早が、ケラケラ笑う。
そりゃあ、麻歌だって苦笑してるわけだ。
「ふふっ、でもね駆琉」
「あ?」
「サプライズとか喜ぶはずよ。女の子はサプライズ好きだもの!」
出た………。
俺が苦手なサプライズ。
でも、成功したらカッコよくね!?