恥ずかしがってるのに、俺にしがみついて離れない。


顔を埋めてくる。


んー……めちゃくちゃ可愛いんですけど。


「駆琉ドキドキしてる…」

「うっせー……」

「あたしと一緒だね!嬉しい…」

「あんまり可愛くしてっと襲うけど」

「いいもん、駆琉なら」


朝から盛らせるとか、なんかの計算?


いや、想乃バカだから変な計算出来るような女じゃねぇか………


「ねぇ、駆琉…」

「ん?」

「シないの?」

「チビどっかに頭ぶつけたか?」

「ううん。なんか…駆琉にぎゅーってされてたい気分なの」


これ……もう我慢しなくていい感じ?


こんなの絶対、襲うに決まってる。


無自覚って怖いな。



「ふーん…じゃ、想乃が上?今日は」

「う、上!?無理無理無理無理です!」

「大人しく俺に見下されてろ」


形勢逆転。


いっただっきまーすっ。



なんか……もう、ヤバイ………。


想乃のひとつひとつの反応、仕草、表情が煽る。


「想乃可愛過ぎだろ…」

「可愛くない…からっ…。駆琉は…カッコイイ…」

「加減出来ねぇから覚悟しとけ」


カッコイイね〜………


健気なこと言ってくれるもんだ。