【想乃side】
ジリジリと肌を差す太陽。
真っ青のキレイな空。
暑さで少し体はダルイけど………
「やっと夏休みだぁ〜!!」
「うっせーな!暑苦しいんだよチビ!ブス!貧乳!」
「語尾に余計なの多過ぎー!」
なんて不機嫌な駆琉だけども。
終業式の今日、デートに付き合ってくれるとゆう大盤振る舞い。
嬉しい!!
カフェのテラス席で飲むオレンジジュースは格別〜♪
「それ、飲んだら帰る。暑くて溶けるわ、俺…」
「ねぇ、駆琉♪夏休み何する〜?」
「お前話聞いてたか……」
「だって夏休み楽しみなんだもん!どこ行く!?何したい?」
質問責めするあたし。
駆琉はうーんと目を逸らして考える。
7月になって染め直した明るい髪色。
もう、ほぼ金髪っぽい色だけど駆琉に似合ってる。
あー……やっぱ、カッコイイなー…。
「見惚れてんじゃねーよ」
「見惚れてないもん。で、答え出た?」
「つーか、そんなことよりさ」
「ん?」
駆琉から出た言葉はあたしが最も避けていたこと。