ブラウスのボタンを丁寧に外してく手付き。


優しく輪郭をなぞる指先。


今日の駆琉はなんだか甘いかも……。


「もうヤバイ感じ?」

「なっ、なわけない!」

「だよなー。今からもっとすげーのヤんのに」


ニヤッと笑った彼の深いキス。


息苦しいっ…。


けど、ふわふわして幸せな気分……。


「床…頭痛くね?ベッド行くべ」

「うん…」


抱き上げられて優しくベッドに落とされる。


久しぶりの駆琉に溶かされそう……。



駆琉があたしのブラウスを脱がしかけたその時ーー………


バンッ!!!


「カケルーン♪元気?瀕死?大丈夫?」

「僕達がお見舞いに来てあげたよ〜……って、うわぉっ!!」

「駆琉さぁーん♪……ひゃぁっ!?」

「おーっと……真っ最中。はい、お前ら。帰りますよー」


ドアの先に立ってたチャラい軍団。


慧、洸、咏斗、翼早のお馴染みメンバー。


今の状況見られた…?



「………最悪ー!!!」

「うわ、うっせー…。耳元で騒ぐなチビ」

「騒ぐでしょ!?下着見られたかも…」

「アイツらは後で。まずは想乃」

「もうヤダー!今日は帰るもん!」


ほんっとに、駆琉の取り巻きはデリカシーの欠片もないよ!!