猛獣な俺様の溺愛




チェックインを済ませて、部屋に行くと思ったより広い和室。


窓からは海が見渡せるオーシャンビュー。


それでいて、内風呂として露天風呂が付いてるから景色も最高。



うわぁー………


完全にスーパーの福引きなめてた…。



「駆琉!早速だけど、あたし温泉入りたい!」

「飯食ってからでいんじゃね?」

「ヤダ!今入りたいの!…ってことで、大浴場行って来ます!」

「はぁ!?部屋の入れよ。部屋の」

「なっ、なんでよ〜…」

「想乃の裸無料で見放題」



結局、顔を真っ赤にした想乃は逃げるように大浴場へ。


めちゃくちゃ暇………。


スマホのゲームをして時間潰し。


女って風呂長いって言うから、気長に待つわ。



「それにしても、お前遅過ぎ!」

「しょーがないじゃん!おばあちゃんとお話してたの」

「どこのばあちゃんだよ……」

「ふぅ〜気持ち良かったー♪」


浴衣姿で海を見渡す小さな想乃の背中。


めちゃくちゃ浴衣似合うし、なんかこう………


そそられる。


これ以上怒れねぇじゃん……。


「あ、駆琉。ご飯行こっ?」

「…ん、行く」


ポニーテールしてるから、うなじがよく見える。


白い……。


なんか俺、変態じゃね!?