服屋さんを見ても、駆琉が好きらしいブランドは高くて……。


どうしようかな〜…?



「あ、想乃!アクセサリーは?」

「それ良いねっ!アクセサリー見る!」

「ここのブランドの指輪とか、よく駆琉付けてるもん」

「うわー……オシャレ…」


指輪一つが、ずっしり重たい…!


値段もそれなりにお高い……。


でも、駆琉が喜んでくれるなら全然良いもん!


「あっ……洸!これ、どうかな?」

「んー?…おおっ!良いじゃん!駆琉好きそう!」

「じゃあ、これにする!」


誕生日プレゼントはネックレスに決まり!


シルバーのネックレスで、小さなカギが付いてる。


そのカギに青のストーンが埋め込まれてて、オシャレなデザイン。


お値段もそれなりでしたが気にしない、気にしない!



「よかったね。良いの見付かって!」

「うん!ほんっとにありがとう♪洸のおかげで助かりました…」

「ううん!僕はなんもしてないよ。選んでたの想乃だもん。喜ぶと良いねー?」


あたしは大きく頷いた。


今回は洸に感謝しなきゃ!


先を歩く洸の背中を小走りで着いて行った。