想乃を家まで送り届けて俺も家に帰る。
風呂にも入って、スマホをいじってた晩に連絡がきた。
相手は………
咲季。
「泊まる場所ないから、泊まらせて」とのこと。
今はもうただの元カノであって何もない。
俺には想乃ってゆう可愛い彼女いるし。
軽い気持ちで家に呼んだ。
「ごめんね、いきなり」
「いや、別に。まだ実家と疎遠なの?」
「まぁね〜。パパが会社継げってうるさくて。私は自由に生きたいのに」
「ふーん。継ぐ気ねぇんだ?」
「当たり前でしょー?私は結婚して、平和に暮らしたいのー」
こう見えて、咲季は社長の一人娘。
跡取りにしようと厳しく育てられて、グレた感じ。
「駆琉ー。部屋着貸してー?」
「部屋着?そこにあるジャージしかねぇけど」
「借りるね。…すっごいブカブカ!他にないの?」
「あと、全部彼女んち」
俺の背中で着替える咲季に言った。
「あっそー」と流すだけで終わり。
彼女ってワードにもっと、突っかかってくるかと思った。

