猛獣な俺様の溺愛




だけど、なんとか麻歌のおかげで想乃は意気投合。


小動物2匹いるみたい……。


4人で7時過ぎまで話してると、やっと俺のスマホに電話がきた。


「おせーよ。洸」

『仕方ないじゃーん!僕だって、情報掴むの苦労したんだから〜』

「で?トップは?」

『いるよ〜。アイツらの学校の体育館!』

「今行くから、待ってろよ」

『りょーかい♪』


慧と洸はもう着いてるみたいだし………


めんどくせーけど行くか。



「翼早。行くぞ。トップも来たって」

「おう。んじゃ、麻歌。行って来るから想乃んちから出るなよ。いいな?」

「…うん。気を付けてね」


納得は…してなさそうだけど麻歌は小さく頷いた。


問題はこのチビだ。


「どこ行くの?もう夜だよ?」

「想乃。麻歌とぜってー家出るなよ?人来ても鍵開けんな」

「質問答えてよ…」

「うっせーバカチビ。お前はおとなしく待ってろ」


不機嫌そうに俺の手を握って、すぐに離した。


ごめん。


でも、お前を巻き込みたくないし泣いてるとこ見たくねぇから………。