まぁ、ジャンケンで駆琉に負けて買いに行ってたので機嫌は低下気味ですが……


あたしの助け舟!!


「ねぇ、翼早!駆琉が巨乳の女の人の画像見てるの!」

「はははっ!駆琉が?女いるのに、飢えてんね〜」

「飢えてねぇよ」

「いいか、想乃。こうゆう時は確認するのが一番だ」


そう言い、駆琉の手からスルッとスマホを奪った。


さっすが、あたしの味方翼早!!


「やっぱりな〜。安心しな、想乃」

「へっ!?」


ひょいっとスマホをあたしに投げる。


キャッチして画面を見ると、ネックレスや指輪、それから香水……。


これ、どう見てもレディースブランドのサイトだよね?


「想乃のクリスマスプレゼントそろそろ決めねぇとなー…ってのが、駆琉の脳内!だから、大人しく教室戻ってやれ」

「嘘……駆琉ありがとう!嬉しい!ごめんね!スマホ返す!」

「誰がチビのために時間使うか!早く教室行け、クソチビ!」



愛されてるって自惚れてもいいかな?


体や言葉に出さなくても、ちゃんと想ってくれてて………


嬉しくて堪らないよ〜!!