駆琉といたら、わがままになるのかな?
離れたくないの。
ずっと、くっついてたい!!
「チャイム鳴った」
「知ってるよ?」
「教室戻れ、コラ」
「駆琉もね!」
「俺は勉強出来るからいんだよ。お前はバカじゃん」
「そ、そんなの…自覚済みですぅー」
それからしばらくして。
たまには、あたしから行動して空き教室来ちゃいました。
朝、下駄箱で駆琉に会ってから今に至る4時間目まで入り浸り中〜。
遅刻ギリギリで来て良かった!
なのに、駆琉はあたしなんて相手にしないでスマホいじってる…。
「何見てるのー?」
「チビに関係ねぇよ」
「気になる!教えてよ〜!」
「ちょっと、ガキな想乃には刺激強過ぎるなー。っつーことで無理」
「最低…。やっぱ男の子って巨乳好きなの!?変態!スケベ!!」
あたしは貧乳ですよ〜…だ!!
駆琉の変態……。
「お前らさ〜、何夫婦ケンカしてんの?廊下まで聞こえたわ」
「翼早〜!やっと帰って来た!」
お昼ご飯をコンビニまでパシリしてた翼早が呆れた顔。

