バイクの後ろに乗って、ガッツリ遅刻して学校到着。
おかげでリップ全部取れちゃったじゃん……。
学校内じゃ、手を握ってくれない駆琉の小指を握って溜まり場の空き教室へ。
駆琉が勢いよくドアを開けた瞬間に、洸からイヤラシイ眼差し……。
「おはよ〜。想乃、駆琉!僕は遅刻しないで来たよ〜♪」
「そ、そうなんだ〜…あははっ…」
「ねぇ、想乃と駆琉どうして遅刻ー?一緒に来てるってことはー……お泊り!」
「なっ、なんで洸に教えなきゃないのよ!」
「おい、洸。あんま想乃イジメんなよ〜。駆琉怒るぞ」
「別に。アイツ、イジメられて喜ぶから」
あたしの味方は翼早だけ!?
洸と駆琉、グルになってるし!
こんな時に限って慧がいないなんて……
「想乃!駆琉と何してたのっ?あ、やっぱ駆琉うまいしょ?」
「な、なんの話よ〜」
「エッチ」
「洸、サイテー!!」
デリカシー無いにも限度があるでしょ!
ほんとに、この人達デリカシーない!
「ちげーよ洸。想乃が激し過ぎんだよ。ヤバイの、コイツ」
「うひゃ〜!!見かけに寄らずって感じ〜?」
空き教室から走って逃げました。

