そんな中、久しぶりに慧から翼早に連絡があった。
今晩会わないか、とのこと。
ノリ気じゃねぇけど………
「ほら!行くぞ!バイク乗れや!」
「行かねぇよ!誰が行くか!」
「駆琉しかいねーだろ!バカ!想乃なんて来ねぇから変な期待すんなっ」
「はぁ!?期待してねぇわ!」
で、無理矢理翼早のバイクにニケツして連れて行かれた近所の公園。
真っ暗なのに明かりが少ない中、慧と洸がもう来てた。
久しぶりに見た……。
「二人ともおっひさ〜♪元気ー?」
「まぁまぁな。変わったことねぇか?」
「翼早ちんにイチイチ報告するほど、変わったことはないよね〜?洸」
「うんっ。強いて言うなら、僕と想乃がちゅーしたぐらい?……ごめん、嘘だから怖い顔しないでよー!駆琉!」
俺、そんな怖い顔してたか?
「してねぇよ」
素っ気なく返してみた。
それからは、慧と洸から聞く学校内での他愛のない話。
誰と誰がケンカしたーとか、誰が生意気だーとか。

