あたし嫌われちゃったのかな?


どうして…?



なんて不安を抱えたまま、迎えてしまった月曜日。


頭の傷はまだ痛いけど、治ってきたから包帯を外して絆創膏に。


今日こそ駆琉に会いたいな〜……。



でも、いつもの空き教室には誰もいなかった。


翼早も洸もいない……。


ただ、慧だけは午後からダルそうに教室にやって来た。


「ねぇ、慧!」

「想乃!大丈夫なの?ケガは?」

「あたしは大丈夫!それより……駆琉に会いたいの。でも連絡繋がらないし…何か知らない?」


その時、ほんの一瞬だけ慧は眉間にシワを寄せた。


なんだか嫌な予感……。


口を固く閉じたまま、何も教えてくれない。


「慧?」

「んー…悩む。翼早から口止めされてるから。駆琉のこと言うなって」

「それでも…あたしは駆琉の彼女だよ?お願い……教えて!!」


翼早から口止めされてても、あたしは彼女だから知りたいよ…。


ため息交じりに話してくれた。


「カケルン今、自暴自棄になってるみたい。自分からケンカ売って勝って、満足してる…みたいな?」