【駆琉side】
寂しそうな想乃に、女友達を紹介したのは良い。
俺って優しい。
でも、そのせいであのチビは俺のとこに来なくなった。
俺のこと放置とか生意気。
しかも、洸と慧が探して来たあの女。
俺はかなり苦手なタイプだ……。
放課後になると、俺達がいる空き教室に来る想乃。
なぜか、あの女も着いて来る。
「駆琉!授業終わったよ。帰ろ?」
「ん、今行く」
吸ってたタバコの火を消して立ち上がると、俺の腕に絡み付いてくるチビ女。
「駆琉ってさぁ、第二夫人とか興味ないの〜?」
「ねぇよ。離れろ…」
「莉子ね、駆琉になら抱かれても良い!てゆーか抱かれたぁい♪」
「やめて莉子!人の彼氏を誘わないで!」
泣きそうな顔で、莉子を引き剥がす想乃の必死さ。
クソ可愛いからな?
俺が誕生日にやったネックレス付けて、忠誠心バツグン。
「つーことで無駄だ。俺は従順で、忠誠心強いヤツじゃねぇと受け付けねぇから」
「それじゃあ、まるで想乃がペットじゃーん♪」
「ペットだよ。コイツ」
不機嫌そうな顔も可愛いから無駄。

