いつもの俺様で自分勝手な駆琉じゃなくて、あたしを気にしてくれてる駆琉。
なんだか可愛い………。
好き……。
「ごめんね?駆琉」
「お前はガキなんだよ。少し大人んなれ」
「大人になっちゃったら、駆琉の膝に乗れないからヤダ」
「押し倒していい?めちゃくちゃ盛る」
もう!!
なんでそうなるの!?
そして、拗ねたあたしを見て面白がるんだもん。
駆琉には敵わない。
拗ねるあたしの髪を、男の子らしい指で優しく梳きながら思い付いたように聞いてくる。
「そいえば、お前の誕生日いつ?」
「聞くの遅いよ」
「は?嘘?過ぎた?」
「ううん!今月末」
「セーフじゃん」
勝ち誇った顔。
確かにセーフだけどもさ……。
「で?何ほしい?」
「いきなり!?」
「おう。なんでも買ってやる」
ほしいモノかぁ〜。
聞かれた時に限って思い付かない。
あ………
ピンときた。
物じゃないけど、あたしが今とても必要としてるモノ。

