「 え……? 」


「 9月から私の受験のせいで全然会えなくて話せなかった。……久しぶりに会った時葵くんは悲しそうな顔をしてた 」


私の目から涙がでた。


「 葵くんに私はもう必要ないでしょ……? だから、終わりにしよう 」


「 ……っ、そう、だな…… 」


顔を引きつらせながら笑ってそう言う葵くん。


もう、会うことはないだろう。


「 最後にキスしてごめんね 」


私はそれだけ言って葵くんとその場から離れた。




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