「 ……まあここの橋渡ってあとちょっと歩けばゴールらしいし早く行こうぜ! 」 立花くんはスクッと立ち上がって私にニコッとした。 「 う、うん……! 」 なんだ!立花くんって優しいんじゃん! ただ毒舌なだけじゃなかったんだね! 「 よく分かってんじゃん、伊織!さー、あと少し頑張ろ! 」 「「 おー! 」」 瑛ちゃんがそう言うと私たちはまた一致団結してゴールを目指した。 .