君はどれだけ私を泣かせれば気が済むの？
私を置いて行ったくせに、手紙だけ残して、自分だけ気持ちまで伝えて。
そんなの、納得できない。
裕人、君はどうして勝手に逝くのかな？
神様は残酷だね。
私から唯一の愛しい人を奪ってしまうなんて。
ねぇ、裕人。
会いたいよ。
会って私にも気持ちを伝えさせて？
そうしたら、前に進むから。
だから裕人、どうかもう一度だけ…。
「そんなこと、できるわけないか。」
ねぇ、裕人。
私、君の最期の願いを叶えるよ。
私が前に進んだら、君の願いは叶うんだよね？
君の願いが叶ったら、君は安らかに眠れるかな？
私は当分恋なんてできないかもしれないけど、私は前に進むから。
だから、もし、私たちが生まれ変わって、もう一度出会えた時は、気持ちを伝えさせて。
愛しいって素直に言えるように、がんばるから。
ちゃんと好きだって言うから。
だから、それまで、バイバイだよ。
裕人、愛してる。
いつも思ってるよ。
大好きだったよ。
愛しい君。
最愛の愛しい人。
また会う日まで、さようなら。
END
