「…い。ッ雷!?」

「…ッん?」

「もう、大丈夫だから。ありがとうね。」

「お前、1人で抱え込むなよ?辛いときは俺を頼れよ。美麗…。」

「ん。でも、雷もだよ?雷も何か抱えてるように見えるから。」

はっ?気づいたのか?いや、そんなことはないはず……。

「雷。私これ買って買えるね〜!」

俺はレジに行きそうな美麗の手をとっさにつかんだ。

「送ってってやるよ。」