走った事によってバクバク鳴る心臓がさらに早く鳴っている。 だってさっきの人… 「心さん!」って私の事…呼んだ…? 陽炎が私をさん付けで呼ぶなんてありえない。 ただの気のせい? 走っていたし、ハッキリと聞いたわけじゃない… いや、でもまさか… 本当に彼が私を心さんと呼んだならば… 私の中で生まれた疑問が消化される事はないまま、車は倉庫へと戻って行った。