少し不安になりながらも、ふと床に目が止まった。
「……」
いや、もう十分散らかってるけどさ。
…汚ねぇ。
なんで床に飲み物ぶっこぼしてんの?司。
司の足元がびしゃびしゃになってるんですけど。
そしてなんでそんな間の抜けた面してんの?
司のその顔のせい(おかげ)か、少し脱力した。
「…わかったから、離せ」
目の前の颯人を見たまま言って、タクは修の拘束を強引に解く。
それと同時、もうケンカが終わったと判断したのか正宗も颯人を解放した。
リビングの入り口に立ちつくす私の方にタクが歩いてきて、私の頭に手を軽く置きポンポンと2、3度。
「あっ…おい!タク…」
「もー寝る」
修の静止も聞かずそのままリビングから出て行った。
…なんだ今のは。


