「あ、心ちゃん大丈夫?」
ドアの前に棒立ちも同然で突っ立っていた私にいち早く気づいた正宗(流石)は、何故か颯人を取り押さえていた。
「…うん?っつーかそっちこそ大丈夫?」
「大丈夫じゃねぇのよねぇ〜これが〜」
私の問いかけに返事を返したのは、これまたタクを押さえつけていた修だ。
いや、まじなにこれ?
取り押さえられているタクはチッと舌打ちをして、颯人を睨んでいる様子。
「どうしたの?この惨状は」
「まぁ、気にしなくていいよ。ただの酔っ払い同士のケンカだから」
「ケンカ?」
事もなげに話す正宗は、私になんとも恐ろしい笑みを向けてきた。
やめてくれよ!このケンカが何か知らないけど、私関係ないんじゃないの!?
正宗に睨まれるようなことした!?
…え、私関係ない…よね?


