綺羅の妊娠をきっかけに族を辞めた。



「俺は族を辞める。綺羅が妊娠したし結婚するからな。学校もやめて働くし…次の総長は青龍に決めた」



簡単な挨拶を済ませ、倉庫を出ようとしたら…。



「俺らに綺羅ちゃん会わせろよ」


とりあえず、幹部のメンバーを家に招き綺羅を紹介する。


「初めまして!綺羅です!」


綺羅が微笑むと全員が真っ赤になった。


あー。やべえ。妬きそうだわ。


「俺の綺羅だし、惚れるなよ」


トドメをさすが、「もう!私可愛いくないし、誰も惚れないから!」


(ド天然…無自覚)



みんなが思った。



「綺羅ちゃん!おめでとう♪」


女の子みたいな容赦の汐音。


「ありがとう!」



少し話しして、綺羅が眠そうだったから俺の部屋に移動した。


妊婦ってすごい気使うけど、大事な女と子供の為だし苦痛でもない。


「お前…変わったな。」


青龍…。



「……おめでとう」


楽…もうちょい喋れや。



「子供が生まれたら見せてね!」


汐音、可愛い。