無自覚な彼女



「じん~…ぎゅーして~っ!」


俺の首に抱きつきながら耳元で催促をする。


そんな事よりも理性の危機が迫ってる。


俺の胸に瑠花のでかい胸が当たってて。


「瑠花胸当たってる」


「え~?迅好きでしょ?」



「なに?誘ってんの?」



一旦この状況を切り抜けようと瑠花に問う。






だが、これが逆効果だった。



「誘っちゃだめなの??」





は………?



「今何って言った?」


すると少し怒ったようにもう一度同じ言葉を繰り返す。


「だーかーらー!誘っちゃだめなの?」




「瑠花………寝ろ」


再び瑠花をベットに戻し寝るように急かす。



「なんで?もう眠くないもん!」


チラッ布団から目だけが見えるように顔を出しながらふてくされる。



それでもまだ、俺がそばにいれば寝そうな雰囲気が出てる瑠花。