無自覚な彼女



ベットの中で小さくうずくまる彼女。


「そんなに無防備にしてっと喰われるぞ」


眠る彼女の頬を軽くつねる。


「ん゛~~~」


するとパチリと大きな目を開ける。


「いひゃい…」


寝起きでうまく喋れない瑠花がムッとしながらプイッと顔を背ける。


「いひゃかった」


「そんな顔して寝てるからだ」


「ふちゅうだもん」


「はぁ…俺が悪かったよ」



まだ、怒ってるようだが背けていた顔を俺の方に向け、手を広げる。


「じゃあ、ゆりゅしてあげりゅからだっこして」


頬を膨らませキッと俺を上目遣いで睨む。


「…はいはい」


抱き上げるとさっきの仕返しで俺の頬をつねる。



「寝てたのにぃ~~~っ」


「わりぃ…」


「もう、迅といるときお昼寝しない」


そう言いながらも、再び眠そうにしている。




「じゃあ、俺の抱っこは瑠花にはいらないよな?」



そう言うと、目に涙をためてやっぱり無意識に俺を誘う。



「迅のいじわる……ぎゅーしてくんなきゃやぁ………っ」



そう言いながら俺の首に両手を回して抱きつく。