──バンッ…!!


いきなり後ろのドアが勢い良く開いてみんな振り返った。



そこにいたのはすごくかっこいい人。



「え、めっちゃかっこいい!」「藍田くんじゃん!?」とかとか色々可愛い女の子たちが言ってる。



藍田くん?



「おい。藍田入学当日から遅刻か~?」



と宮脇先生が言ったけど

その、藍田くんは宮脇先生の言葉を無視。



「俺の席どこ?」


すると宮脇先生が


「お前は愛河の隣だな」



と、いい藍田くんがこっちを見る。



「‥んだよ。一番前かよ」


そう言うと舌打ちをしながらこっちに歩いてきた。


うわぁ………こわい!!


ちょっとこわいんですけど!!



そして、藍田くんは私の隣に黙って座った。