チッと、私の上から聞こえたんですけど。


なぜ、こんな事させたのに不機嫌なの!?


「…もっとエロいの期待してたのに」


え、エロいって………!!!!

何言ってるの!!!


「そんなの知らない!!」


すると、私の目の前の人は、またおかしな事を言い出した。


「じゃあ、教えてやるよ。エロいこと」


そう言って、ニヤリとし私の方へと近寄ってきた。


そして、私の背中には、ひんやりとした壁。


「な、何するき?!」


すると、ひょいっと私を抱き上げ、どこかへ向かいはじめる。

そして、私をなぜこんな所にあるのか分からない、大きなソファーに降ろした。


「じ、じん?!」


迅は、ニヤッとした顔になり、自分の顔のあたりで手を合わせた。


「いただきます」


た、たべ、食べられるの!?


「やだ!食べないで!私美味しくない!!」



「本当に食べるわけじゃねーよ。でも、そろそろ別の意味で瑠花を食べたいんだけど」


別の意味?


「別の意味って…?」


すると迅は、ふっと笑い、私の首元に顔をうずめた。

チュッと首に迅の唇があたった。


「まだ、俺のじゃねーからな。跡はつけねーけど。でも、触るくらい良いよな?」


え?