無自覚な彼女





教室へ入るや否や、凛華に「この馬鹿!!!!!どこいってたのよ!心配したんだから!」とお怒りの言葉を受けた。


「凛華さんすみません」


でも、本当に皆過保護だよね。

子供扱いでしょ!!


私は、子供なんかじゃないんだから!

まぁ、とりあえず席に戻ったんだけど。


「私お弁当食べてない」


うわぁぁあ。

今日は大好きな物いっぱい入ってるのに…

ガクッ

後で食べよう。


「あ、瑠花。あんた‘‘あれ’’は、絶対にやってもらうから。覚悟しときなさいよ」


え?‘‘あれ’’って何?


う〜ん。


「‘‘あれ’’って何?忘れちゃった」


最後にてへってベロ出してみたけど効果はなかったね。


「あんた何。そんな、可愛く言ってもだめに決まってんでしょ。で、忘れたですって?」


怖い。怖いです。


「ひっ…!!ごめんなさい。何でもするから!!」

「ふ~ん。ま、いいわ。後でお家でた~っぷり可愛がってあげる」


その後の笑みは嫌な予感しかしない。

その後は普通に授業を終え、家に帰った。



が!!!!

帰りましたが!!


今思い出しました。


‘‘あれ’’って言うのはコスプレですね。


あぁぁぁ。今までなんで忘れてたの。


「ふふ。楽しい時間の始まりよ」

「い、いやぁぁあ!!!」


その後はもう、されるがままに沢山のお洋服に着替えさせられました。


チャイナに季節外れのサンタに有名な人気アイドルの衣装みたいなのだったり…。


苦痛の時間。


「さぁ、今度はもっとすごいの用意してあげるわね♡」


もう、限界ですわ。