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───ドンッ!


「ごめんなさ…あ、ああ………!!」


俺は目を見開いた。


目の前にいたのは

メイド服姿の瑠花。


ベアワンピ風になっていて、瑠花のでかい胸が丸見え。
しかも、下着が見えそうなくらいのスカート丈で白いフリルがついてる。
長い髪は高い位置で2つに結んでいる。
普段はしてない化粧もしていて可愛さが倍増してる。


「お前その格好何」

「いや、これは、そのですね…」


つーか、周りのやつ見過ぎだろ。


───グイッ


「っえ?ちょ、ちょっとまって!」


「黙ってついてこい」

「ご飯が…」


とりあえず、図書室でいいか。


───ガチャッ


入って直ぐの椅子に瑠花を座らせ、俺は立ったまま。


ふぅ…


「お前は馬鹿か!!!!!」


───ビクッ


俺に怒鳴られて少し体を震わせた瑠花。


「馬鹿じゃないもん…!!」


それでも負けずに文句を返してきた。


目に沢山の涙を溜めながら。


「こんな格好であんな人がいる教室にいたら男たちの餌になんのわかねーのか?」

「餌って、私は、食べ物じゃないんだから!なんで急に怒るの?!」


「はぁ、だめだ。こいつは鈍感純情天然無自覚娘だった」

「私、鈍感純情天然無自覚なんかじゃない!!しっかりしてるって言われるもん!」