「「きゃああああ!!!!」」

「かわいい~♡」


そう言った後に3人はスマホで私を撮り始めた。


恥ずかしすぎる。


「もういい?後は帰ってからやるから…」

「しょーがないわね。愛斗愛姫。帰ったらあんたらが余分に買ってきたやつも着せるわよ」


「おう!!!凛華マジさんきゅ!!」

「ほんと!!」


何喜んでんのよ。

って………ん?


「余分に買ってきたって何?」

「瑠花に似合う衣装かってきたのよ!!楽しみにしてなさい!」


「うそぉぉぉおお!!!まだこんな恥ずかしいことするの!?」

「当たり前じゃん。あんたあたしを置いていったこと忘れてないわよね?」


怖い………っ


「忘れてません…」

「じゃ、言う事聞いてね♡」

「はい…」


それより…


「あのさ。私お弁当忘れたから取ってくるね」

「待ちなさい!!!瑠花!!!」


そして走って取りに行く時に凛華がなんか言ってた気がするけど。


教室に向かいお弁当を持って帰ろうとした時…


「愛河さんその格好どうしたの!?」

「ふぇ?…あぁぁぁぁああ!!」



だって、私の今の衣装ってメイドじゃん!


恥ずかしい…


「あ、あのね、これには事情が…」




「可愛すぎる。もうだめ。愛河さん写真とってもいい?!お願い!!!」

「え?私なんかととってもなんの得にもならないよ?」


「何言ってるの!!愛河さんの写真誰でもほしいくらいの価値があるわよ!!」


え…

なんで私の周りって物好きしかいないの。


「あ、ありがとう。私なんかでもければどうぞ」

「きゃー!!!ありがとう!!!」


それから何人ものクラスメイトに写真を撮られること10分。


「愛河さんありがとう!!」

「いえいえ…」


よし、凛華達のとこに戻ろ。

そう思って教室のドアに向かおうとした時。


ドンッ……!

いったぁ~!!


誰かにぶつかった。



「ごめんなさ…あ、ああ…!!」