「え!この子愛斗愛姫の妹だったの?すごい可愛いって有名な子じゃん!」
って愛斗にぃと愛姫ねぇの友達の男の先輩が聞いてるけど……
「「本当に可愛いんだよね。本当に」」
むかつく。
みんな私が可愛くないのわかってるくせに。
「私可愛くないもん。何でみんな嘘つくの?」
なんて聞いた私の方を今度は全員の先輩方が見た。
「あの、まさか無自覚ですか?」
ってさっきの先輩が愛斗にぃと愛姫ねぇに聞いてる。
「「…そう」」
「無自覚ってなんですか!!私は愛斗にぃと愛姫ねぇに似てなくて顔は整ってもないし、可愛くもないこと自覚してるもん!!」
なんでよ!!
そんなにいじめなくてもいいじゃん!
「てめぇ!!瑠花いじめんなよ!」
「そうよ!!いい加減にしなさいよ!」
いや、あなた達もですからね?
「いや、でもさ、これは出来過ぎだろ。みんなの理想の女の子でしょ?瑠花ちゃん」
「「でも、まぁ全てにおいて可愛すぎるのは本当」」
さっきいじめるなとか言ってたあなた達が何言ってるの?
