「なにいってんの!私もっと痩せたいくらいよ!凛華は細すぎる!」
はいはい。とかいってまた流されました。
とか、まあ、こんな感じで話してたら学校到着。
靴から上履きに履き替えて教室に向かった。
「ねぇ、凛華。今日どうやって過ごせばいいかな?藍田くんの隣なんだけど私」
「どうやってて、普通にいつもどーり過ごせばいいのよ」
いやいや、その‘‘普通’’が分からないから聞いてるんですよ。
「ちゃんと答えてよ!!
…藍田くんってなんか怖いからちゃんとした対応しないと怒られそう…」
「ちゃんとしたって。あんたそんなもんいつもどーりよ。いつもどーり。だからもう!いつものどーり鈍感純情天然無自覚瑠花でいればいいのよ!」
「鈍感純情天然無自覚ってなによ!!」
「なにって瑠花のことにきまってんじゃない」
「私はね!鈍感純情天然無自覚なんかじゃないわ!!まずその中の何一つ入ってないし!」
「もう、どうでもいいわよ。そんな元気あるなら平気でしょ」
「無理無理無理。絶対に無理!!」
うるさいとか少し声小さくできないの?とかさんざん凛華に言われてご立腹な私です。
「‥おい」
「…ふえ?あ、あ、藍田迅!!!」
とか、周りを気にせず大きな声で騒いでしまった。
誰かと思ったら噂の藍田迅。
