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「てか、あんた昨日大丈夫だったの?」


「え?なにが?」

「愛斗と愛姫」


「…凛華さんの文句を言っておられました」

「ふーん。じゃ、今度あんたんち行ったらあの2人にたーっぷりお仕置きしなきゃね」


ふふとかいって…めちゃくちゃ怖いよ!凛華さん!


「あ、あの、ほどほどにお願いします…」

「考えとくわ」


え、今の微笑みは何?こわい。こわすぎる。

あ、そーいえば凛華に聞きたいことあったんだっけ?


「あのさ…凛華」

「なに?瑠花」


「藍田迅って何者?」

「あー、藍田迅は藍田財閥の跡取りで、藍田理事長の孫。頭脳明晰。運動神経抜群。容姿だって文句のつけようがないって感じ。この学校で藍田迅のこと知らないのあんたくらいよ?」

「え、ほんとに?確かにかっこよかったけど…」


嘘でしょー!?
まさかの真実…。


「あら、珍しいじゃない。あんたがかっこいいなんて口に出して言うなんて」

「え、あ、ち、違うの!!」

「ふーん…。」


とか言って凛華はこっちをニヤニヤしながら見てる。


「可愛いわね~。純情無自覚瑠花ちゃん」

「み、見ないで!」

「ふふふ。はいはい」


とか言ったくせにめちゃめちゃこっち見てくる。


「はいはい。ごめんね?帰りにクレープ買ってあげるから機嫌直して?」

「ほんと!?やったぁ~♡いっぱいいちごがのってるやつ頼んでいい??」

「いいよ~。もう、そんなに細いのにどこに入るのよ」