平田先生の話を聞いて

本当、私に似ているなと思ってしまった。


「そうだったんですか。」

平田先生は、

「一宮、中津はお前に悪いことをしたと謝っている

俺も、今回は中津が悪いと思う。

けど、許してやってくれないか?」


中津さんは、みんなから愛されているんだな。

「大丈夫です。7ヶ月間楽しかったですから。」


私は、先生にお辞儀をして家に帰った。

大丈夫です。なんて言ったが

私は当分、いやずっと人を信じることを恐れるだろう。


この人もいつか、私を捨てるのではないかと思ってしまい。