「中津さんが勉強頑張っているのに、そんな事を言うのもあれなんですけど」

「夏希ちゃん?クリスマスプレゼントとか貰ったことないの?」


中津さんは、驚いた顔をして

「ありません。それに、ケーキも食べたことないです。」


「だから、中津さんとクリスマスを味わいたいんです!これが私の一番の我が儘です」


「…………」


中津さんは、なにか考えている様子だった。

やっぱり、めんどくさい女と思われたのかもしれない。


そう、思うと。涙が出そうだった。

「あっ、夏希ちゃん泣かないで!大丈夫、嫌いになんか全くなってないよ♪」