「あっ、なんか夏希と私との態度が違わないですか?平っちゃん!」


蘭ちゃんは、私には優しい平田先生にムカついたようです(笑)

「お前はちゃんと“平田先生”と言えと言っているだろうが!

それと、俺の背が小さいことに触れるな」

私が思っている以上に気にしてたんですね…。


「だって、私より低い男の先生初めてみたから珍しくて

それに、私先生の事好きですよ♪」

蘭ちゃんは、バカなんでしょうか?

「はいはい、大人をおちょくらない。
それより、その宿題自分でやれよ。

分からないなら、放課後教室で待ってろ」


「あっ、教えてくれるの??平っちゃん」

「俺も一応教師だからな……」


「平っちゃん、意外に優しかったんだね!やっぱりウグッ」


蘭ちゃんがまた言うと思い、私は蘭ちゃんの口を押さえた。

「一宮、ナイスだ。」


平田先生は、そう言って戻っていった