するとにっこり笑う葉月くん。
「なら教えよっか?放課後、暇?」
……今でも十分荒れてる私の心は更にいい意味で荒れることになった。
恥ずかしさもあるけど、そんなもの好きな人と放課後を過ごせる嬉しさで無理矢理フッとばし、さっきとは比べものにならないほど頷いた。
……こ、これじゃあからさますぎるかな?と、一瞬不安になったけど別の不安で吹き飛んだ。
「……で、でも迷惑じゃない…?私バカだから読み込み遅いよ…?」
ちょっと遠慮がちに葉月くんを見上げる。
でも私の言葉に全く気分を害した様子はなくて。
「いいよ、全然。俺がゆっくり丁寧に教えてやるから」
にっこり……じゃなくて、ニヤリとちょっと意地の悪い笑みを浮かべる葉月くん。
「ま、スパルタだから覚悟な?」
背筋が少し冷たくなったけど、心臓のポンプがさっきの百倍速で働いたため、特に顔が熱くなった。
その笑顔、やばいです。
素敵すぎます。
さらに好きになりました。