まぁ、眠いからそいつらを無視して寝るか。
と、思いながらドアを開けた。
そこには…
転入生の東條くんと朝会った人がびっくりした顔でこっちを向きながら座っていた。
「あれ…?知り合い?」
「あれ…誰?」
「今日の朝、ぶつかったやつだ」
あ、東條くんはまだ自己紹介も前でしてないからわかんないんか…
「えっと…同クラの相風 桜」
「そうなんだーよろしくね!」
「桜って言うのかー。俺は東條 裕樹」
あれ?名字が一緒?
「もしかして…兄弟?」
「そうだよー。桜ちゃんの言う通り俺ら兄弟」
「そー。俺が上で、悠斗が下」
なるほどー。確かにわかるかも…
