「あー。もーイライラする。なんなのよ、佐野岳は!」

「ホントよ! こんな美人な彼女がいるっていうのに、女といちゃいちゃして。」


今は準備が終わって、3人でクレープ屋さんで愚痴大会中。

「なにがクールで、女子とあんまり話さない、硬派な佐野くんだよ!」

「ばりばり女子と話してんじょんか!」

『岳は麗花ちゃんとしか話してないよ。それに私は美人じゃない。』

椎奈と彩乃が怒ってくれるから、私はいつも平常心でいられた。

「その、特定のそれも、顔のレベルの高い麗花と話してるってのが、すんごい気に入らない!」

「そーそー! なんであの子だけなのよ! もっといろんな女子と話せば、こんなにいイライラもしないわ!」

『麗花ちゃんには岳も心開いてるんだよきっと。麗花ちゃん優しいもん。』