怒った顔から拗ねた顔にかわった。
「昔よく親とかにやられるだろ。手洗ったりした後に。」
ふて腐れた声と、に私は思わず拭き出した。
『それ佐野家だけだよー。』
もうお腹痛い。
散々笑って顔をあげると小さな笑みを浮かべている岳がいた。
なんで笑っているのかわからない私は、うん?と首をかしげた。
岳は何も言わずに私の目の前に立った。
目の前に来た岳を見上げようとした次の瞬間、私の顔は、ガッチリとした胸に抱き寄せられていて。背中には、大きな手が回っていて。耳には、やわらかい頬があっている状態に。
この状態はいったいなに!?

