ジリジリジリジリジリジリジリジリ
ピコッ
「んー!よく寝た!ん?って遅刻ー!?」

「ご飯食べて早く行きなさい!」

「食べながら行くー!行ってきまーす!」
ダダダダダダダダダダダダダダ
バフッ
「いひゃっ!ごへんひゃはい!しゅいまへん!いしょいふぇるのふぇでゎ!(痛っ!ごめんなさい!すいません!急いでるのででゎ!)」

そぉいえばぶつかった人イケメンだったかも。
「何だあの子ウケる。てか隣の女子高の子じゃん」
ダダダダダダダダダダダダダダ
「セーフ!」

ふぁ、疲れた。

「はよっ!風 ruu 」

「はよぉ!歩流 aru 」

「朝ゎ社会だよ!遅れたらまた説教長くなるよ!!」

「マジ!?じゃーダッシュで行かないとやばいじゃん!」

ガラッ

「あれ?1時間目って社会じゃないんですかー?」

おかしいな。社会なのに担任の数学が来たから。

「社会の時間を潰して緊急集会になりました。
急いで体育館に向かって下さい!」

「「「「はぁぁぁぁぁぁあ!?」」」」

「とにかく向かって下さい!」

「南 風!みなみるう
南 風! みなみるう!」

「えっ!?うち!?」

「るう!」

「花来先生?」

「風!緊急集会の挨拶頼む!」

「え?」

「これ挨拶の紙だから!」

「あ、はい。」

ってはぁぁぁぁあ!?
何で緊急集会の挨拶がウチなの!?
何で?What?
ま、しゃーないか。
体育館行かないと。

「るーちゃん!」

「あ!花夏 hana !」

「一緒に行こう!」

「うん!」

「あの、南さん!」

「何?」

「あ、え、えっと、その、花来先生が挨拶の時まで自分の所にいててって言ってました!それでゎっ!」

「あ!ちょっ!」

「るーちゃん!冷たい態度取りすぎ。てかその見た目でその冷たい態度だったら他の子から見ると不良だよ?」

「そんな怖くないし!不良じゃないし!」

「だーかーらっ!その髪色でそんなピアスをしていてそんな制服も着崩して校則違反しまくりの子に冷たい態度とられたら怖いよ?不良みたいで。」

「そ、そんなこと言われてもさ…
髪の毛ゎ地毛のピンクだし、目ゎカラコンだけど。ピアスゎ生まれた時に開けたらしくて、全て元々なんだもん!しょーがない!」

「やれやれ。早く行こ。」

「はーい。」

「てか、るーちゃん。挨拶頼まれたって?」

「そーなの!それならさ、同クラの安冨 atomi がやればいいのに。」

「安冨って、あの地味子?」

「そうそう。安冨ちゃんってさ制服もちゃんと着てるし校則違反して無いから良いのにね。」

「あ、確かに」

「でしょ?」

テクテクテクテクテクテクテクテクテクテクテクテク

「ねー。花夏。男がいるんすけど。」

「るーちゃん!直感で隣の男子高と合併するんじゃない?」

「はぁぁぁぁあ!?あ!挨拶の紙を見れば分かるはず!」

パラパラパラ

(本日○○学園の挨拶代表の南 風です。

なのでお互いに仲良くできたらなと思いますので以後よろしくお願いします。)

「るーちゃん!どーだった?」

「が、合併」

「るーちゃん!大丈夫!?」

「全然大丈夫じゃない。」

「ま、行こーよ!」

バンッ

「わぉ。凄い皆振り向いた。」

「だねー。」

「風ー!」

「あ。花来先生。」

「はぁはぁ。お前ら来るの遅すぎなんだよ!」

ゴンッ ゴンッ

「ったーっ!」

「先生!ウチまで叩く必要無いんじゃないんですか?」

「遅れたから叩いたんだっ!風!早く挨拶しろ!」

「えー、もう、そこまで行ったのー?」

「行ったの!」

「校長の話ゎー?」

「終わったの!早く行け!」

「分かったからー。」

あーあーあー。めんどいなぁ。

テクテクテクテクテクテクテクテクテク

「えーっと。○○学園の代表の南風です。 …
はい。これからもよろしくお願いします。」

ペコ

テクテクテクテクテクテクテクテクテク

ふぁぁぁあ。
眠すぎてあくびとまんね。

バシッ

「お前ゎ最後の最後までやり通せ!」

「出るもんゎしゃーないよ!」

「もう。1年。集まれ!××学園も!」

「はーい!(うぃー。)」

「クラス分けをしたから自分のクラスを見つけたらすぐ向かうように。」

「あるー。はなー。何クラスー?」

「ウチゎS」

「うちもー。」

「あ、ウチもだー。」

「「「3人いっしょー!」」」

パチンッ

あ。今日の朝見た男の子だ。
てかぶつかった子だ!
謝っておこう。

テクテクテクテクテクテク

「あのー。」

「あ。今日の朝の子」

「えっと。朝ゎごめんなさぃ。急いでたから…前見てなくて。「風ー!」あっ!待ってー!今行くー!じゃぁ、またー…ウチゎS組だから!ばぃばぃ!」

待ってー!置いてかないでー!
てか、すごい緊張した。
ふー。深呼吸しよう。
すーはー。
すー…「何深呼吸してるの?」

「ふぇ!?な、なんにもないし!」

「「嘘つくな!」」

「嘘ついてないモーん!」