「つまらないですか?」
所長は隣で小首をかしげている。
喫茶店から歩いて一つ目の角を曲ったところに差しかかった。
「い、いいえ」
「さて、つきましたよ」
両端に多くの洋服屋が立ち並ぶ中で、一軒のお店に立ち寄る。
金色にふちどられた外観の高級感あふれる紳士服専門店だった。
中に入ると上質な布であつらえたスーツに取り囲まれる。
細長いメジャーを首から垂れ流しながら、所長ぐらいのすらりと背の高いスーツを着こなした男性店員が所長に話しかけた。
所長は手際良く茶色にストライプが入った布を選び、店員に注文した。
こういったお店はいったことがないのでまごまごしていると、別の端正な顔立ちの男性店員がこちらにやってきて、よかったらこちらへおかけくださいと試着室の前に置かれた椅子へ促された。
「むつみさん、これはどうですか?」
試着室から出てきた所長にドキっとする。
さっきまでラフな格好をしていたのに、目の前では眼鏡をはずしたいつもの所長の姿に戻っている。
所長は隣で小首をかしげている。
喫茶店から歩いて一つ目の角を曲ったところに差しかかった。
「い、いいえ」
「さて、つきましたよ」
両端に多くの洋服屋が立ち並ぶ中で、一軒のお店に立ち寄る。
金色にふちどられた外観の高級感あふれる紳士服専門店だった。
中に入ると上質な布であつらえたスーツに取り囲まれる。
細長いメジャーを首から垂れ流しながら、所長ぐらいのすらりと背の高いスーツを着こなした男性店員が所長に話しかけた。
所長は手際良く茶色にストライプが入った布を選び、店員に注文した。
こういったお店はいったことがないのでまごまごしていると、別の端正な顔立ちの男性店員がこちらにやってきて、よかったらこちらへおかけくださいと試着室の前に置かれた椅子へ促された。
「むつみさん、これはどうですか?」
試着室から出てきた所長にドキっとする。
さっきまでラフな格好をしていたのに、目の前では眼鏡をはずしたいつもの所長の姿に戻っている。

