「森園さん、今日は忙しくないので、帰っても大丈夫ですよ」
朝と表情をひとつ変えず接する高清水さんは、プリントアウトされたFAXを手に取り、入力し始めた。
事務室に入ってすぐの場所にタイムカードがあって、一応打ち月末に本社に郵送、派遣用の勤務表は各自時間を記入し、上司に確認印をもらって帰宅する。
「あの確認印ですけど」
「五十嵐さんが印を押せと指示がありましたか?」
「できれば責任者の方にお願いしてほしいとの話でしたが、不在であればいいとのことでした」
「わかりました。貸してください」
勤務表を渡すと、机の引き出しから黒い認印を出し、確認印の項目に印を押し、すぐに返してくれた。
「お疲れ様でした」
「……お疲れ様でした。高清水さんは」
「所長と副所長が帰るまで待っています」
「あの、私も残りましょうか?」
朝と表情をひとつ変えず接する高清水さんは、プリントアウトされたFAXを手に取り、入力し始めた。
事務室に入ってすぐの場所にタイムカードがあって、一応打ち月末に本社に郵送、派遣用の勤務表は各自時間を記入し、上司に確認印をもらって帰宅する。
「あの確認印ですけど」
「五十嵐さんが印を押せと指示がありましたか?」
「できれば責任者の方にお願いしてほしいとの話でしたが、不在であればいいとのことでした」
「わかりました。貸してください」
勤務表を渡すと、机の引き出しから黒い認印を出し、確認印の項目に印を押し、すぐに返してくれた。
「お疲れ様でした」
「……お疲れ様でした。高清水さんは」
「所長と副所長が帰るまで待っています」
「あの、私も残りましょうか?」

