恋愛事案は内密に

息もつかないまま、私の手をひっぱり、隣の部屋に連れていった。

大きな白いベッドだけが置かれた部屋だった。

押し倒され、組み敷かれる。

水分の多く含んだ素肌をなでまわす。

自身の舌を確認するかのようにからんでくる。

細く長い指をお互い絡ませながら。

ぎこちなさを残しながら、お互いの皮膚の体温を確かめるように、手や口を使って探り合う。

私の「芯」が少しずつ熱く、とがりはじめている。

大きな舌が口元から離れてゆく。

首筋をはい、くちづける。舌をとがらせ硬くし、いたぶられる。

まるで一つずつ球結びにされた糸をほどくようにゆっくりと確実に開放していく。

乾いていた場所が少しずつ水を満たしてくれるようだった。

気づけば互いの服はベッドの下に無造作に重なっている。

すでに洋服たちが交わっていた。

「あ、そこは」

あまり立ち入らせない場所をのぞきこまれる。

「きれいですよ」

ぬれた場所を必死になりせめ尽くす。

行儀悪く音をたてながら。