「さて、つきました」
駅に近い高層マンションだった。
大理石でしつらえた大きなエントランスを通り、オートロックの自動ドアを解除する。
上階に近いボタンを押してエレベーターに乗った。
上階にいくにつれ、つながれた手から心臓の高鳴りが伝わっているんだろうかとそわそわした。
しばらくして所長の後に続いてエレベーターを降り、ホテルのような茶色のカーペットが敷かれた廊下の突き当たりに所長の部屋があった。
「どうぞ。中へ」
「所長がここに住んでいるなんて」
「もともとは兄のものですよ。今、海外にいるんです。留守を守るっていうことで勝手に兄の家に転がりこんだだけですよ」
玄関を抜け、廊下を通りドアを開けた。
広いリビングダイニングの奥に広がる大きな窓には花火のように赤くなったり、黄色くなったり、緑になる観覧車が眺められた。
遠くには工場の白い明かりが点々と灯され、大きな橋も青くライトアップされていた。
駅に近い高層マンションだった。
大理石でしつらえた大きなエントランスを通り、オートロックの自動ドアを解除する。
上階に近いボタンを押してエレベーターに乗った。
上階にいくにつれ、つながれた手から心臓の高鳴りが伝わっているんだろうかとそわそわした。
しばらくして所長の後に続いてエレベーターを降り、ホテルのような茶色のカーペットが敷かれた廊下の突き当たりに所長の部屋があった。
「どうぞ。中へ」
「所長がここに住んでいるなんて」
「もともとは兄のものですよ。今、海外にいるんです。留守を守るっていうことで勝手に兄の家に転がりこんだだけですよ」
玄関を抜け、廊下を通りドアを開けた。
広いリビングダイニングの奥に広がる大きな窓には花火のように赤くなったり、黄色くなったり、緑になる観覧車が眺められた。
遠くには工場の白い明かりが点々と灯され、大きな橋も青くライトアップされていた。

