恋愛事案は内密に

「もう北野さん、飲んでるんですか」

「軽く女子会やってるの。麻衣ちゃんも入ってよ」

「もー、だからこういうの苦手なのに」

と、あきれ顔をしながら、高清水さんは北野さんの隣に座った。

「で、どうなの? 五十嵐くんとは」

そういう話か、と少し興味津津になりながら高清水さんもこちらを見た。

「五十嵐くん、ホント、勝手に傷ついて、バカみたいに正直なヤツなんだよね」

「へえ、所長が。そうだったんですか」

ふうんと納得しながら高清水さんは頷いた。

「あたし、あんまり所長って所長らしくないっていうか」

「そうよね。栗林くんのほうが所長っぽいからね」

「ちょ、ちょっと北野さんっ」

困惑した顔をみせながら、高清水さんは笑っている。

北野さんは高清水さんをニヤリと横目でみている。

「栗林くんのことは置いといて。五十嵐くん、むつみちゃんにお似合いだけどね」

「で、森園さん、どうなんですか?」