「様子がおかしいですね」
「そんなにわたしの顔じろじろ見ないでくださいよ」
「あ、ごめんなさい。つい癖で。むつみさんの顔ばかり見てしまう」
軽く口角をあげ、やわらかな視線を私にむけている。
その顔を見て、私の鼓動が所長に聞かれているんじゃないかと勝手に思ってしまう。
「むつみさんに惹きつける何かがあるんでしょうか」
「そんな、わたしに言われても……」
「答えに困りますよね。ごめんなさい。それじゃ、またあとで」
所長はニコっと笑うと、エレベーターの中へと入っていった。
冷静になりながら、駅近くにあるコーヒーショップに入り、時間をつぶした。
制服を着た子や大学生が学校の帰りに寄っているようで、楽しそうな会話が聞こえてくる。
窓際に座り、ぼんやりと窓の外をみると、ネクタイを風に受けながら右から左へ駆け抜ける男性に目を奪われた。
大和だった。
「そんなにわたしの顔じろじろ見ないでくださいよ」
「あ、ごめんなさい。つい癖で。むつみさんの顔ばかり見てしまう」
軽く口角をあげ、やわらかな視線を私にむけている。
その顔を見て、私の鼓動が所長に聞かれているんじゃないかと勝手に思ってしまう。
「むつみさんに惹きつける何かがあるんでしょうか」
「そんな、わたしに言われても……」
「答えに困りますよね。ごめんなさい。それじゃ、またあとで」
所長はニコっと笑うと、エレベーターの中へと入っていった。
冷静になりながら、駅近くにあるコーヒーショップに入り、時間をつぶした。
制服を着た子や大学生が学校の帰りに寄っているようで、楽しそうな会話が聞こえてくる。
窓際に座り、ぼんやりと窓の外をみると、ネクタイを風に受けながら右から左へ駆け抜ける男性に目を奪われた。
大和だった。

