午後はイレギュラーな案件が発生しなかったので、比較的スムーズに仕事が運び、私の終業時間になった。
所長も北野さんもまだでかけたままだったので、高清水さんに確認印を求め、押してもらった。
勤務表を返してもらうとき、高清水さんは少しうつむき加減だった。
「……今度、会社のみんなで飲みに行きましょう」
「えっ」
思わず高清水さんの顔をのぞきこんでしまう。
高清水さんは顔をあげるが、視線をむけてはくれない。
「きっ、北野さんが言ってたんで、それだけですからっ」
「うれしいです。よろしくお願いします」
「……お疲れ様でした」
まだ少し照れが残る高清水さんを横目に事務室を出て、ロッカー室へ向かう。
私服に着替えながら、ちょっとだけ会社の人間とつながることができたうれしさがふつふつとわき上がる。
エレベーターを降り、会社のビルから外に出る。雨は朝と同様に降っていなかった。
駅方面へ足をすすめると、
「むつみさんっ!」
振り返ると、手を振りながら所長が近づいてきた。
所長も北野さんもまだでかけたままだったので、高清水さんに確認印を求め、押してもらった。
勤務表を返してもらうとき、高清水さんは少しうつむき加減だった。
「……今度、会社のみんなで飲みに行きましょう」
「えっ」
思わず高清水さんの顔をのぞきこんでしまう。
高清水さんは顔をあげるが、視線をむけてはくれない。
「きっ、北野さんが言ってたんで、それだけですからっ」
「うれしいです。よろしくお願いします」
「……お疲れ様でした」
まだ少し照れが残る高清水さんを横目に事務室を出て、ロッカー室へ向かう。
私服に着替えながら、ちょっとだけ会社の人間とつながることができたうれしさがふつふつとわき上がる。
エレベーターを降り、会社のビルから外に出る。雨は朝と同様に降っていなかった。
駅方面へ足をすすめると、
「むつみさんっ!」
振り返ると、手を振りながら所長が近づいてきた。

