「聖!じゃまた後でねー」 奈々は手を振りながら歩いてった。 私もさすがに制服のままじゃ行けないから家に帰る。 帰り道、奈々のとの約束の時間までまだ時間があるから海岸によった。 いつものように大きな木の上に座りめを閉じた。 波の音が聞こえる。 よくこうやってここの座って目を閉じる。 こうやってると嫌なことが全部なくなっていくようで何も考えなくてすむんだ。